小倉祇園太鼓

rui

2006年07月17日 19:55

山笠に据え付けられた太鼓の音が無数に重なる小倉祇園祭りは、映画「無法松の一生で有名な
祇園太鼓に象徴される 勇壮な祭り行事である。
小倉祇園祭りは、関ケ原の戦いの功により、四十万石の大名に任ぜられた細川忠 興公が、慶長
七年(1602年)に大規模な小倉城の築城を始め、元和三年 (1617 年)に、城下町としての繁栄
のために祇園社を創建して領内の総鎮守 とし、翌年から行った豪華で華やかな祇園祭りが始まり
といわれる。飾り付けた山車や踊り屋台が、 今日の太鼓を据え付けた山車になり、若衆がその太
鼓を威勢よく打ち鳴ら して町中が勇壮な太鼓の音でおおわれる。小倉祇園が太鼓祇園と言われ
る由縁である。祭りのハイライトは太鼓の競演会で、山車を有する町内ではともに腕を磨き、揃い
浴衣に身を包んだ大人組、少年組100チーム以上が参加し、伝統の太鼓の打法を競い合う。
また、翌日の夜、太鼓広場で披露されるのは無法松で知られる「あばれ打ち」や「みだれ打ち」。
感動と熱気とともに太鼓の音が飛び交うこの小倉祇園太鼓は、380余年の歴史を誇る小倉の
八坂神社の夏祭りである。 (福岡県のお祭りより抜粋)


小倉駅前で太鼓をたたいている様子です。